電気テクノロジーが急速に発達した20世紀初頭、1910年代から〜1940年代にかけて、世界各地で電気を発音源とする楽器が次々に発明されました。この時代の電子楽器は極めてプリミティブかつ不器用であるにも関わらず、今のシンセサイザーには無い魅力があります。
その魅力の一つが演奏インターフェイスの独自性です。戦後の電子楽器は鍵盤型が主流となり、ゼロ年代に近づくとコンピュータに近づく方向で発展していきました。一方。第二次大戦前の電子楽器はいずれも個性的なインターフェイスと独自の奏法を有しており、それが他に換え難い独自の音印象を生み出します。このページではそんな「古典電子楽器」に魅了された私の研究の一部をご紹介します。
学位論文
戦前の日本の電子・電気楽器
戦前の欧米の電子・電気楽器
その他の電子・電気楽器受容研究