2-13:シャープ系のスケール

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前回まではフラット系のスケールが、メジャースケールの下方のテトラコルドを上方に移動した後、音階の第4音を半音下げて新たなメジャースケールを生成するプロセスを繰り返すことで成り立っていることを説明しました。

「フラット系」のスケールがあるということは当然シャープ系のスケールもあります。実はこのシャープ系のスケールは「上方のテトラコルドを下方に移動」することで生成されます。図にその最初のプロセスを示しました。

課題:
⑴上方のテトラコルドを下方に移して生成されたスケールはこのままではメジャースケールとして成立しない。その理由を述べよ。(2)譜例2段目をメジャースケールとして成立させるにはどのようにすれば良いか、その理由と共に述べよ。(3)上方のテトラコルドを下方に移してメジャースケールを次々に生成するプロセスを五線譜に示せ。開始スケールはCメジャースケール、ダブルシャープ(すでに#がついた音をさらに半音上げる記号)が登場した時点で終了とする。

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