前回までに作成した骨格のブランクを埋めればコード進行は完成です。今回は実習をしやすくするためにちょっとした制限をいくつか設けることにしますが、それは絶対に転ばない自転車の補助輪のようなものなので、コード進行作りに慣れたらその制限は外してもらって構いません。
制限その1:
使用するコードはダイアトニックコードに限ります。ただしVIIは扱いが難しいので使用しません。
使用するコードはダイアトニックコードに限ります。ただしVIIは扱いが難しいので使用しません。
Key of Cの場合 C, Dm, Em, F, G, Amのみ使用できます。
制限その2:
コードの連結は次に示すパターンに限ります。
・I からはどんなコードにも進行可
・IIからは Vへのみ進行可
・IIIからはII,IV,VIへのみ進行可
・IVからはII,III,V,VIへのみ進行可
・VからはI, III, VIへのみ進行可
・VIからはII, III, IVへのみ進行可
・VIIは使用しない
コードの連結は次に示すパターンに限ります。
・I からはどんなコードにも進行可
・IIからは Vへのみ進行可
・IIIからはII,IV,VIへのみ進行可
・IVからはII,III,V,VIへのみ進行可
・VからはI, III, VIへのみ進行可
・VIからはII, III, IVへのみ進行可
・VIIは使用しない

(C)2021 FUJINO, Junya
表1(Key of Cの場合)
あとは上掲 表1にしたがって、前回作成した骨格のブランクを埋めれば完成です。簡単でしょ?
コードチェンジを1小節につき1コードだけではなく、1小節につき2コードのコードチェンジも組み合わせるとヴァリエーションが広がります。場合によっては2小節につき1コードというのもありです。できるだけたくさんのコード進行を創意工夫して試作してください。