6-2 転回音程の法則(1)

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譜例に”F-G”の2音からなる2度音程を示しました。ここでちょっとイタズラして、”F”と”G”の上下関係を入れ替えて、”G”が下、”F”が上にくるようにします。このような処理のことを、音程の「転回」といいます。さて、ここからが重要です。

・2度音程を転回すると必ず7度になる。

つまり、2度を覚えていれば、7度はすでにマスターしているも同然なんですね。「ある音に7度上を重ねる」と言われたら、ある音の2度下の音をオクターブあげて重ねればいいんです。

6度音程も同じ考え方で導きだせます。

3度音程を転回すると必ず6度になる。

3度音程はすでにマスターしていますから、ここでも上下を入れ替えるだけですね。
“E”にその6度上を重ねると言われたら、”E”の3度下の音をオクターブ上げて重ねればいいんです。

最後に前課で学習した5度です。

5度音程を転回すると必ず4度になる。

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