推薦図書

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楽典

「楽典」とは楽譜の読み書きから、初歩の音楽理論まで知っていて当然の音楽知識をまとめた書物のことです。「右も左もわからない」という方はまずは楽典から始めましょう。


書名:『楽典ー学生のためのやさしい音楽理論ー』
著者:下総 皖一 , 伊波 久雄
出版:全音楽譜出版社
出版年:2005










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楽典の教科書と言えば音楽之友社の『楽典ー理論と実習』がスタンダードのようになっていますが、音友のものはどちらかといえば受験生向けであることに加え、序章が初学者の参入を全力で阻止する仕様になっているので、必要なことが端的に書かれていて、価格も手頃な下総版のこの楽典をおすすめしています。
書名:『ちゃんとした音楽理論書を読む前に読んでおく本(増補版)』
著者:侘美 秀俊
出版:リットーミュージック
出版年:2018


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「難しい言葉使いで書かれているとそれだけで嫌になる」「とにかく音楽理論アレルギーがひどい」という方には「本当に大事なことだけ」が平易な言葉で書かれているこの本がオススメです。とりあえずこの本を一冊読み切っておけばそれだけでも随分違うはずです。

和声法

書名:『和声ー理論と実習』
著者:島岡 譲
出版:音楽之友社
出版年:1964


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和声法はクラシックの音楽理論ですが、ポピュラーの人であっても身につけておくとアレンジ(編曲)の役に立ちます。ただし、和声は実習科目なので、読んだだけではダメで課題をなるべくたくさんこなし、和声の心得のある人に添削してもらうようにしましょう。和声法の教科書は最近新しいものが出版されましたが、僕は昔から使われている島岡譲の『和声ー理論と実習ー』が初歩の段階から和声法を身につけるにはベストだと思います。全3巻ありますが、第1巻がすべての基本ですので、まずは1巻を徹底的に実施しましょう。

作曲法

音楽理論といえば「コード進行」の理論に偏りがちですが、それだけではダメで「メロディ」や全体の構造、すなわち「形式」をおさえておくことを忘れてはなりません。
書名:『楽式論』(新版)
著者:石桁真礼生
出版:音楽之友社
出版年:2011


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小さなメロディの断片をどのように発展させて、一つの楽曲として面白く仕上げるのか。そのようなことが解説されています。これもクラシック畑の本なので実例がクラシック音楽ばかりですが、ポピュラーの人であっても第2編「基礎楽式」第1章の1部形式、2部形式,3部形式の解説はとても役に立つのでぜひ読んでください。

書名:『ポピュラー音楽作曲のための旋律法 増補版』
著者:高山 博
出版:リットーミュージック
出版年:2021


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上掲書『楽式論』のポピュラー音楽版といった趣の教科書。ともすれば「センス」の一言で片付けられがちな「面白い」メロディーの作り方がロジカルに解説されています。ポピュラー音楽の教科書にはこのような本は珍しいので非常に貴重。おすすめです。

楽曲分析

良い曲を作るためには、好きな作品の技を盗むのが一番。その時に役に立つのが「楽曲分析」です。また「楽曲分析」は好きな作品を理解する「鑑賞」の手段でもありますので、純粋なリスナーの方も挑戦してみると楽しいのではないでしょうか。

書名:『ファンダメンタルな楽曲分析入門』
著者:沼野 雄司
出版:音楽之友社
出版年:2017


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「楽曲分析」の本質とはその曲の個性や面白さのツボを自分なりの視点で発見することです。本書では、ともすれば教科書で説明されている「公式」をあてはめて満足しがちな危険をはらむ「楽曲分析」の本来のあり方、面白さが分析実践の実例を交えて解説されています。
 

 
書名:『新・ポップス作曲法』
著者:林 哲司
出版:リットーミュージック
出版年:1999


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杏里《悲しみが止まらない》などの作曲家、林 哲司 氏が自作を生み出したプロセス、こらした工夫などが解説されています。Amazonのレビューは散々ですが、僕はすごく好きな本。この主の本は「教科書」として読むのではなく、掲載された譜例を弾いたり、聴いたりしながら、著者と対話するように読み進めると得るものも大きいのではないでしょうか。
 
 
書名:『ジャズ・スタンダード・アナライズー名曲誕生の謎を紐解く』
著者:矢萩 秀明
出版:シンコーミュージック
出版年:2012


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ポピュラー音楽であってもクラシック音楽であっても、その基本的な性質は変わらない。どちらも「調性」という体系に基づいているという点において理論的基盤が共通しているからだ。だが、ちょっとした考え方の違いもある。 本書を読むとクラシック音楽とポピュラー音楽の共通項と差異がくっきりと浮かびあがって面白い。
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