ウィックスに会えた日のこと

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およそ一年前、ポールマッカートニーのOne On One Japan Tourの初日、日本武道館公演の日に、幸運にもサポート・キーボーディストのウィックスに会うことができた。自慢話っぽくなるのも嫌だったので(実際、自慢だし)このことは書かずにいたのだが、思い出の一つとして書き留めておきたい。

はじまりは2015年

Out There Japan Tourがおこなれた2015年、自分は初めて「おっかけ」というものを体験していた、そして、ポールが降り立つ関西国際空港で知り合ったファン数人からPMBのメンバーにあった話を聞いた。すでにその時自分はウィックスのファンになっていた。正確に言えば、ウィックスがLady MadonnaやListen to What The Man Saidで聴かせるサックスの音色のファンになっていた。そのことを直接ウィックスに伝えたくなったのである。しかしその想いはかなわなかった。

そして2017年

そのような経緯もあり、2017年にウィックスに会えた喜びは大きく、1年が経過した今でも記憶が色褪せていないほどである。買い物帰りのウィックスに声をかけ、ウィックスにつたない英語でサインをお願いした。持参していたYAMAHA VL-70mにウィックスがサインをしている間、二年前に言いたかった「あなたのサキソフォンのサウンドが本当に好きです。」をついに直接伝えることができたのである。

ウィックスが去ったあともしばらくは放心状態になっており、ようやくもらったサインに目を向けたとき、サインに名前だけではななくメッセージまで添えていてくれたことに気が付いた。そこには “Keep Playing!”と書かれていた。これは、本当に、本当に嬉しかった。今後、演奏に悩むことがあったら、このメッセージを眺めようと思う。


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